*この記事は投稿主の妄想陰謀論です。それを踏まえたうえでご覧くださいm(__)m
幕末志士で、人気が高いのは西郷隆盛と坂本龍馬でしょう。
坂本龍馬といえば、犬猿の仲であった薩摩と長州 との同盟(薩長同盟)の仲介役となり、同盟を結ばせた人物として有名です。
実は戦前でも知られていた人物ですが
司馬遼太郎による「竜馬が行く」が発刊されることにより、西郷隆盛と二分する国民的人気の維新志士となりました。
坂本龍馬ですが、 明治新政府が成立する直前に近江屋事件で暗殺されてしまい、日本の近代化を見る前に亡くなってしまいましたが、坂本龍馬を暗殺した犯人は未に謎のままです。
京都見廻組による暗殺というのが有力ですが、未だに真犯人はわからずじまいです。
暗殺や陰謀を考える時に一番大切なのは、暗殺や陰謀によって「誰が一番得したのか」というのが大切だと思います。
では坂本龍馬が暗殺されて一番得した人物を挙げてみましょう。
私は岩崎弥太郎だと私は考えています。
坂本龍馬は日本初の商社である亀山社中・海援隊においてトーマス・ブレーク・グラバーと付き合いがありました。
トーマス・ブレーク・グラバーとはスコットランド商人で、 幕末に日本に来ており、ビジネスマンとして活躍していました。また長州五傑のイギリス留学 渡航の手引きをしたりと、どちらかと言うと倒幕よりの人物です。
薩長同盟とは最初は秘密同盟であり、正式な同盟として機能したのは鳥羽・伏見の戦いからです。
その前は長州征討と禁門の変で逆賊の最中であった長州藩は、武器を買うことを禁じられていたため、薩摩藩を通して武器を買ったのです。その時、グラバーと亀山社中が一枚噛んでいるのです。
時は幕末、武器は何としてでも欲しいというのが佐幕派・倒幕派の両方の考えていたことでしょう。
当時のグラバーは坂本龍馬と取引をしています。このグラバーとのパイプを是非とも奪いたいと岩崎弥太郎は考えていたと私は想像します。
実際に坂本龍馬が暗殺された後、グラバーと岩崎弥太郎は接近しビジネスを共にしています。
だから私は
坂本龍馬の暗殺を手引したのは岩崎弥太郎だと考えるのです。
私兵を使ったり、暗殺者を雇ったりという線も考えられますが、寺田屋事件で坂本龍馬は負傷しながらも なんとか逃げ切りましたがその時に、 伏見奉行の役人を殺傷しています。
今の感覚で言うと、テロリズムが横行している治安の悪い地域に、機動隊や警察官が令状を持ったり、ホテルなどで怪しい人間がいると報告をうけ、突入してきた役人を、殺害してしまい、また逃亡を図ったことによって、指名手配されていた人物が坂本龍馬と言えるでしょう。
機動隊・警察官を殺害して、武装しながら逃亡している、危険人物という立場で追われているというのが、坂本龍馬でした。
つまり誰かが坂本龍馬の居場所を役人に教えるだけで、殺害されても仕方がない人物として認識されていたのです。
坂本龍馬の居所を、耳打ちし、役人や私兵を突入させ、殺させたのは誰かと考えると、龍馬暗殺後、グラバー関係での一番の利益受益者となった岩崎弥太郎ではないのか?と思います。
この説に立つと犯人が役人だった場合何故暗殺犯が坂本龍馬・中岡慎太郎を捕縛しなかったのか、殺害したとしてもそのまま現場から立ち去ってしまったのか?というのが疑問に残ります。そういったツッコミはあるでしょう。
ただ妄想的推理として、坂本龍馬暗殺の黒幕は岩崎弥太郎であると考えます。
さて、受益者目線で推理してみた、陰謀論・考察はいかがだったでしょうか?
もちろんこれは私自身が考えたことであり、歴史的な資料や根拠のある話ではありません。
妄想・パロディーのお話として楽しんでもらえたら嬉しいです。
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