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安倍元総理の国葬に対する世論の動向
現在SNS・ マスメディアでひっきりなしに取り上げられている問題が、安倍元首相の国葬についての是非である。
安倍元首相国葬に反対が60%以上(共同通信)と賛成が反対を上回っている。

政治・活動家による運動として利用される国葬
TwitterなどのSNS・実際のデモなどではもはや示し合わせたように、国葬反対活動が運動化しているように思える。
国葬の是非と決定するまでのプロセスの岸田総理の迂闊さ
私は国葬法が無くなった時点で国葬は天皇陛下・上皇陛下以外の人間でやるべきではないと考えている。少なくとも議会を通して国葬法の復活か特措法を作るべきだったと考えている。
それにもまして岸田総理の国葬の決定プロセスが最悪であった。
こともあろうか安倍政権の政治的実績・ 海外からの評価を挙げて閣議決定で決めてしまったと言ったやり方は最悪である。こんな理由では与野党(特に安倍政権に対して批判的な政党)が賛同出来るはずがない。
はっきり言って岸田総理は迂闊そのものだった。
国葬をやるのであればどういった理由・プロセスが望ましかったのか?
私も安倍政権には早めに見切りをつけて、 批判的であり、国葬自体反対である。付け加えると国葬をやる理由が政策的評価・外交的評価を理由に国葬をするのであれば断固反対である。
では国民がどういった理由であったら多くの人が納得したのであろうか?
それは「日本の憲政史最長の総理大臣在任期間であること」
「民主主義の中で一番重要なプロセスの一つである選挙の中でテロリスト殺害されたこと」
だから民主主義を守るために、政策的評価・外交的評価はひとまず横に置いておいて、 民主主義を守るために党派・思想信条を越えて日本国民が一丸となって、 国葬をしたいと訴えかけ、 議会で裁決を取ればこれほど世論が揉める事は無かったであろう。
岸田首相のセンスのなさが如実に表れた事案である。
国葬の予算について
次に、国葬費用が16億円の見込みであると報じられているが、実際開いてみなければそんなことはわからない。大中小国家の首相・大統領・元職クラスが来日するのである。警備費を考えれば今計上した予算内に収まるかなどはわからない。
国家元首・元職レベルが来日するにあたって宿泊するか?日帰りなのか?どのような警備体制をとるのか?それらによって使われる予算がいくらになるかなどわからない。
なので「参考程度」だと考えたほうが良いであろう。
私の予想だが、 オリンピックの時のように少なめに予算を計上し、後から予算が足らずに増額した結果国民が失望するといったことが容易に想像できる。
各国首脳・元首が一堂に会する意義
しかしながら今回の国葬を開催するにあたって、これほど低予算で様々な国の国家元首・元国家元首クラスが来日するなんて事はあり得ない。
そういった枠組みを作る事自体大変であり、今回の国葬は安倍元首相には気の毒だが、外交をする良い機会であると思う。
葬儀という性格上失礼だとは思うが、ここで日本が主導権を取って外交をすることはメリットはあってもデメリットにはならないであろう。
もちろん岸田総理に該当する意思があるかないかによるのであるが。
G7・G20という枠組みではなく独自のかたちで国家元首が集まるということは、またとないチャンスである。
これを利用しない手はない。岸田総理にはキチンと外交をしてもらわなければならない。
もはや国葬は既定路線という事実を鑑みた場合
もはや各国要人を招待し、欠席 をすることが明らかになってた時点である。国葬はやるであろう。
せめて実りある外交的成果くらいは岸田総理にはしっかりやってもらいたい。
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